湘南ベルマーレは12日、元日本代表MF阿部浩之が2024シーズンをもって現役を引退することになったと発表した。
阿部は1989年7月5日生まれの35歳。奈良県の出身で、大阪桐蔭高校から関西学院大学を経て、ガンバ大阪で2012年にプロ入り。チームがJ2へ降格した2年目の2013シーズンにレギュラーの座を確保した。
長谷川健太監督のもと1年でのJ1復帰を果たしたG大阪は、翌2014シーズン、J1、ナビスコカップ、天皇杯の三冠を達成。阿部は大森晃太郎とともに4-4-2の両翼として攻撃の絶対的キーマンである宇佐美貴史らを支えた。
2017年に川崎フロンターレへ移籍すると、1年目から攻撃のマルチロールとして大活躍。クラブ悲願の初タイトルとなった2017年のJ1制覇など、3シーズン連続でのタイトル獲得に貢献している。
2020年に名古屋グランパスへ移籍し、2023年からは湘南ベルマーレでプレーしていたが、昨季限りで退団。動向が注目されていた中で、現役引退を決断することになった。以下は阿部のコメント。
「この度、2024シーズンをもって引退することにしました。ガンバ大阪、川崎フロンターレ、名古屋グランパス、湘南ベルマーレでプレーすることができて最高なサッカー人生でした!
全てのチームで一緒に戦ったファンサポーター、フロントスタッフ、コーチングスタッフ、選手の皆さんには感謝しかないです。ありがとうございました」
阿部の引退で残すは2人…Jリーグ、まだ移籍先が決まっていない「フリーの元日本代表」
なお、阿部は川崎時代の2017年12月、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の日本代表へ招集。EAFF E-1選手権で3試合に出場している。