3年ぶりのJ1を戦う清水エスパルスは16日、東京ヴェルディとの開幕戦で1-0の勝利を収めた。

試合は40分、元日本代表FW北川航也のゴールでアウェイの清水が先制。そのまま1点を守り切り、今季開幕戦最多の52,541人が詰めかけた一戦を制した。

東京Vを相手に涙を吞んだ、2023年のJ1昇格プレーオフ決勝のリベンジを同じ国立競技場で果たした清水。しかしこの試合2日前、開幕を不安視させる一つのリリースが出されていた。

昨季まで5シーズンにわたり10番をつけていたブラジル人FWカルリーニョス・ジュニオと、契約を継続しないことを明らかにしたのだ。

カルリーニョスは1994年8月8日生まれの30歳。2020年に清水へ加入すると、1年目から二桁の10ゴールを記録。J2へ降格した2023シーズンには36試合15ゴールと大活躍をみせた。

昨季も32試合5ゴールで清水のJ1復帰に貢献していたが、オフの契約延長交渉が難航。開幕直前まで協議を重ねたものの合意点を見つけられなかったようだ。

この件に関する反町康治GMのコメントは以下の通り。

「エスパルスファミリーの皆様、いつも温かいご声援ありがとうございます。このたび、カルリーニョス選手と長い期間に渡り粘り強く協議を重ねて参りましたが、残念ながら今シーズンの契約を継続しないこととなりました。2020年の加入からこれまで、5シーズンに渡るクラブに対する多大なる貢献に敬意を表すると共に、感謝の気持ちでいっぱいです。特に昨季のJ1昇格時の涙は決して忘れません。チーム合流を心待ちにしていただいていたファン・サポーターの皆様には、ご理解賜りますようお願い申し上げます。今後のカルリーニョス選手の活躍とキャリアがより良いものになるよう心から祈念いたします。カルリーニョス選手、本当にありがとうございました」

思いがけず10番不在となったJ1開幕戦で、見事白星スタートを飾った清水。

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