得点源だった古橋亨梧が退団したセルティックで前田大然がすさまじいゴールラッシュを見せている。
27歳の日本代表FWは、この4試合で7ゴールを量産し、今季の得点数はすでに22に到達。
出場停止処分が軽減されてプレー可能になった12日のCLバイエルン戦でも強豪相手に価値あるゴールを決めた。
『Daily Record』によれば、セルティックDFアリスター・ジョンストンは、前田についてこう話していたそう。
「大然がゴールしたときは、まるでメリークリスマスのようだった。あの男は無限のエネルギーを持っている、アンビリーバブルだ。彼はひとりでもその仕事ぶりで観客を味方につけることができる。
セルティックのファンたちは才能ある選手が大好きだが、何よりも努力を評価する。彼らはブルーカラー、労働者階級のファンであり、選手が最後の力を振り絞る姿を見るのが大好き。大然はそれをやっていて、僕らはその恩恵を受けている。
このチームの選手は全員がかなり走る。カラム・マクレガーの走行距離を見ればわかるはずさ。でも、GPSデータをよく見るんだけど、大然のそれは桁外れなんだ。彼のスプリントの回数を見れば、回復するためには氷風呂で寝なきゃいけないよ。
彼のハムストリングスは、他の選手とは違う何かでできているに違いない。なぜなら、普通の筋肉じゃないからね。
あれだけのスプリントをしたら、どれほどの筋肉痛になるのか想像もできない。トップスピードを出すための爆発的なパワーは、消耗性の怪我の大半の原因になるものだけど、彼は3日ごとに90分間それをこなしている。
世界のサッカー界でもほとんど類を見ない特徴だ。あの男はユニコーン(伝説上の動物)だ。
60分間、サイドで上下した後、中央を走り抜ける。バイエルンは彼が疲労困憊だと思ったはずさ。それどころか、まるでフレッシュな交代選手を投入したかのようだ。
そして、彼は重要なゴールをもたらしてくれた。彼の役割の変化は、監督にとって重要な武器なんだ」
優れたスピードを持つ前田は、驚異的なスプリントを無限に繰り返すことができる。チームメイトからしても尋常ではないと感じているようだ。
19日に行われるバイエルンとの2ndレグでも活躍が期待される。