レアル・マドリーのイングランド代表MFジュード・ベリンガムが、15日のラ・リーガ第24節オサスナ戦でプロ人生初の一発退場になった。
前半39分、主審に対する暴言があったとして、レッドカードを提示されたのだ。
主審は「Fuck you」という発言があったと報告したが、映像ではベリンガムは「僕はあなたに敬意を持って話している。Fuck off」と発言したとされている。
レアルのカルロ・アンチェロッティ監督も「彼はFuck youではなく、Fuck offと言った。彼(審判)はミスをした。スペイン語に翻訳するなら『ふざけるな』だからね。攻撃的なものではなかった。審判が翻訳を間違えた」と述べていた。
そうしたなか、レアルの宿敵であるバルセロナのハンジ・フリック監督がこの件について言及した。『SPORT』によれば、FUCK YOU・FUCK OFF問題について、こう述べていたという。
「起きたことはすべて知っているよ。(レアル戦は)早い時間帯だったので、よく知っている。
私からすれば、敬意の欠如だ。無礼だったと思うが、私が決めるものでもないし、関係もない。
いつも選手たちには特定のことを審判に言うために時間やエネルギーを無駄遣いにしないように言っている。
ピッチ上で審判と話す権利があるのはキャプテンだけだ。それを受け入れなければいけない。
私はハンドボールが好きだ。ハンドボールでは審判が笛を吹いて、ボールがコートに落ちたら、守備をしなければいけない。
ああいう振る舞いは好きではないし、今日も選手たちに伝えた。結局のところ、レッドカードをもらうことはチームのためにならない。チームを弱めてしまう」
ベリンガムの言動は無礼だったとしつつ、キャプテン以外が主審に抗議すること自体を避けるようにバルサ選手たちには伝えているとのこと。
なお、日本ハンドボール協会のハンドボールの競技規則には「ボールを所持しているチームの違反に対してレフェリーがフリースローを判定した場合、ちょうどそのときボールを持っていたプレーヤーは、相手チームがすぐにプレーできるように、その地点の床に直ちにボールを落とすか、置かなければならない」と記されている。