ホアキン・サンチェス
所属した主なクラブ:ベティス、マラガ、バレンシア
国籍:スペイン
スペイン代表でも長く活躍した右ウイングのスペシャリスト、ホアキン・サンチェス。キャリアで853試合に出場し、112ゴールを決めた。そしてピッチ外では常にジョークを欠かさず、ベテランになっても何も変わらなかった。
40代までサッカーを続けた鉄人であるが、まるで10代の少年のようにSNSでおもしろ動画をアップし続けた。メディアでもその能力は高く評価され、現役時代からテレビのMCを務めていた。
レネ・イギータ
所属した主なクラブ:アトレティコ・ナシオナル、ベラクルスなど
国籍:コロンビア
レネ・イギータはサッカーの歴史上最もアクロバティックなゴールキーパーであった。エキセントリックなプレーはまさに諸刃の刃であり、どのような危険に対してもリラックスしすぎていた。
イングランド代表との親善試合では伝説の「スコーピオンキック」でのクリアを見せ、単にボールをキャッチすることすらせず、その一瞬をエンターテインメントに捧げた。
ブルース・グロベラー
所属した主なクラブ:リヴァプール、サウサンプトンなど
国籍:ジンバブエ
リヴァプールで長年活躍し、6回もの優勝を果たした名ゴールキーパーのブルース・グロベラー。10代のときに祖国の軍隊で戦った経験が、彼を「今日を生きるのみ」という挑戦的な性格にしたという。
1984年のチャンピオンズカップ決勝戦で見せた彼の仕草は今も語り草だ。PK戦に臨む彼は奇妙なダンスを見せ、「スパゲッティレッグムーブ」と呼ばれた。それが功を奏したのか、相手のローマは4回目で失敗。リヴァプールに欧州タイトルをもたらした。