イタリア1部アタランタは19日、UEFAチャンピオンズリーグ決勝ラウンドプレーオフ2ndレグでベルギー1部のクラブ・ブルッヘと対戦、1-3で敗れた。

アタランタのエースでもあるナイジェリア代表FWアデモラ・ルックマンは後半1分に得点をするなど孤軍奮闘の活躍だったが、この試合でPKを失敗していた。

試合後、アタランタの監督であるイタリア人指揮官ジャン・ピエロ・ガスペリーニ氏は「ルックマンがあのペナルティキックを蹴るべきではなかった。彼は私が今まで見た中で最悪のペナルティキックキッカーの一人だ」と、このPK失敗に対し激怒。ルックマンへの批判を語り続けた。

こうした指揮官の態度に対して、ルックマンも自身の公式X(旧Twitter)上にて「私がこのように扱われたことは、傷つくだけでなく、このクラブと素晴らしいファンに貢献するために、私が毎日多大な努力と献身を注いできたことを考えると、非常に失礼だと感じます。実のところ、私はここでの在任期間中に多くの困難な瞬間を経験してきました。

その大半について私は一度も話したことがありません。なぜなら、私の考えでは、チームは常に守られなければならず、最優先されなければならないからです。そのため、昨夜の出来事はさらに辛いものとなっています。素晴らしいファンとともに、私たちチームも昨夜の結果に心を痛めています。試合中、元々決まっていたペナルティキッカーが私にPKを蹴るように指示し、私はその瞬間に責任を持って蹴りました。

人生とは挑戦であり、痛みを力に変えることであり、私はそれを続けていくつもりです」と長文で反論。

イギリス紙『The Sun』によると、アタランタでルックマンはPKを4度蹴り、一度も失敗していない。このことを踏まえると、ルックマンがこのように傷つくのも当然だろう。

「チームメイトなのにガチ喧嘩になった7つの事件簿」

アタランタは現在リーグ3位と好調が続く。監督とエースの確執が好調を終わらせてしまわないか、不安が残る。

【厳選Qoly】中村草太も!2025シーズン絶対に注目して欲しいJリーグ最強の若手11人