アラブ首長国連邦(UAE)サッカー協会は5日、3月のワールドカップ最終予選に向けたA代表メンバー26名を発表。元鹿島アントラーズのFWカイオ・ルーカスが初選出された。

カイオは1994年4月19日生まれの30歳。千葉国際高校への留学で来日すると、卒業した2014年に鹿島へ加入。外国籍選手としては初のJリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞するなど1年目から大活躍した。

プロ3年目の2016年7月、UAEのアル・アインへ電撃移籍。2019年夏にポルトガルの名門ベンフィカへステップアップしたものの、2020年1月にはUAEへ戻り、現在は所属のシャールジャで6シーズン目を戦っている。

チームにとって重要なアタッカーとして活躍を続けており、そうした中で昨年、カイオはUAE国籍を取得。UAEへ復帰してから5年が経過したことからFIFAの規定も満たし、初の代表入りを果たした。

UAEは今回のアジア最終予選でグループAに入り、6節終了時点でイラン、ウズベキスタンに次ぐ3位。今月は20日にイラン、25日に北朝鮮といずれもアウェイゲームを戦う。

1990年のイタリア大会以来、2度目のワールドカップ出場に向けて正念場と言える状況だけに、カイオの招集はチームにとって非常に大きなものとなりそうだ。

帰化した国の代表でレジェンドになったスター10名

なお、今回のUAE代表には、DFルーカス・ピメンタ、マルクス・メローニ、MFファビオ・ジ・リマ、ジョナタス・サントス、ルアン・ペレイラ、FWブルーノ・ジ・オリヴェイラ、カイオ・ルーカス、カイオ・カネドと、8名のブラジル出身選手が選出されている。

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