先日行われたバーレーン戦で2-0と勝利したことで、世界で最も早くワールドカップ本大会への出場を決めた日本代表チーム。

アジア最終予選でもほとんど敵なしのような状態で勝利を重ねてきたこともあり、「史上最強」の呼び声も高い状態となっている。

ただ『JFA TV』では、日本代表の合宿を訪れた岡田武史氏が選手たちに対して以下のように話していた。

「本当に素晴らしい最終予選の突破。今までにない…多分、これからもこんな勝ち方はできないと思うような勝ち方をしてくれて、本当におめでとうございます。そしてありがとう。ただ、ここから本大会まで1年ちょっとある。ものすごく重要な期間になると思う。

これまでワールドカップに出た日本代表で、大会の前の年の調子が非常に良かったチームは、大体上手くいっていないんだよね。

ザッケローニやジーコと話したとき、『まさか日本人がこうだとは思わなかった』と言っていたのが、『ウイニングマインド』だと。それは勝つための気持ち。

チームが上手く行っているから、ウイニングマインドよりも戦術などに意識が行っている。失ってはいないけど、小さくなっていると。まさかそうなると思わなかったと、ザックもジーコも言っていた。

勝負に勝つために、自分が何をするのか。相手ボールのときはボールにいかなければいけないし、マイボールのときはゴールに向かわなければいけない。いろいろな戦術は大事だけど、いちばん大事なものを忘れないで、日本代表としての誇りを持って戦ってください。

みんな切磋琢磨しなければならない大変な一年になると思うけど、良い大会になるように、優勝目指して頑張ってください」

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チーム全体がうまくいっているから、戦術や組織のプロセスばかりを信頼してしまい、サッカーの本質的な勝負の部分を忘れてしまうこともある。それが岡田武史氏が懸念するポイントであるようだ。

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