ホームでスコアレスドローに終わった日本代表のサウジアラビア戦。
少なくない課題が出た試合において、先発デビューを果たした20歳のセンターバック、高井幸大のパフォーマンスは大きな収穫だったと言える。
昨年9月の中国戦以来となる試合出場となった若きDFは、慣れない3バックの右でも自信に満ちあふれたプレーを披露。
ドイツで活躍する板倉滉や伊藤洋輝とともに丁寧なビルドアップでチームを前進させ、守っても引き分け狙いのサウジに「あわよくば」を許さなかった。
本来の大黒柱である冨安健洋が怪我に悩まされている守備陣。今後のことを考えると、高井の存在は日本代表でさらに重要なものとなっていきそうだ。
高井は、サウジ戦翌日の26日、自身のInstagramを更新。試合の写真が掲載された投稿には、「継続」という2文字が綴られていた。初の先発出場だったが、これを継続していくことにこそ意味があると考えているのだろう。
そんな高井の投稿にコメントしていたのが菅原由勢。試合前の集合写真から「身体デカくね?」と茶々を入れると、高井は先輩相手に「今更ですか?遅いです」といつものように飄々と返信していた。
高井だけじゃない!日本代表に初招集するべき「実力派Jリーガー」5名
この日、所属する川崎フロンターレの練習へ合流した高井。チームは今週末、29日(土)にFC東京とアウェイでの多摩川クラシコを戦う。