オランダの名門フェイエノールトでプレーする日本代表FW上田綺世。

ライバルだったメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスが冬にミランへ移籍したが、上田は怪我による離脱に苦しめられている。

先月20日の日本代表対バーレーン戦で負傷したために、オランダに早期帰国。先月30日に行われたフェイエノールトの試合は欠場した。

ただ、現地では上田に期待する声もあるようだ。ハンス・クラーイは『ESPN』でこう話していたそう。

「フェイエノールトはヒメネスを失ったが、アルネ・スロット(現リヴァプール監督)がかつて予測したように、上田という素晴らしい後継者を手に入れるだろう。ただし、リズムがあり、最高の状態であればの話だがね。

ここ数週間、特に(2ゴールを決めた)トゥエンテとのアウェー戦では、本当に実力を発揮し始め、深みが出てきたことが顕著になった。そして、彼となら『サッカーを貫く』ことができる。

しかし、今のところフリアン・カランサではそれができない。彼はボールキープが得意ではなく、自信に欠けている。彼が出場した時、スプリントに参加する勇気がないのがわかる。上田の場合、スプリントはできる。彼は今後数週間で5ゴールするだろう」

65歳のオランダ人であるクラーイは、現役時代はディフェンダーとしてプレーし、その後、複数クラブで監督を務めた人物。

また、かつてフェイエノールトでもプレーした元FWハリー・ファンデルラーンらは、『FC Rijnmond』でこう話していたそう。

「上田の話はとても残念だ。彼は日本代表戦でまた負傷した。トゥエンテ戦で素晴らしい試合をしたばかりだった」

「カランサは空中戦ではほとんどデュエルに勝てない。ボールキープするのが難しい。上田の方がその点では優れている」

「上田やヒメネスは体を張ってボールを保持できる選手。彼(カランサ)はよく動き、ペナルティエリアに入ってきて常にチャンスをつかむ選手だが、まったく違うストライカーだ」

今季フェイエノールトに加わったカランサは24歳のアルゼンチン人FW。

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全コンペティションでの得点数は上田は7点、カランサは5点となっている。

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