スペイン1部レアル・マドリーとキットサプライヤーのadidasは10日、1999-2000シーズンモデルの復刻版コレクション「Bring Back」を発表した。
登場した2つのユニフォームはクラブ“栄光のシーズン”を象徴するもの。90年代の懐かしいデザインが2025年に復活となった。
Real Madrid 1999-2000 adidas Home Remake Kit
レアル・マドリー 1999-2000 adidas ホーム 復刻版ユニフォーム
Bring Backコレクションのテーマでもある「1999-2000」は、レアル・マドリーが通算8度目のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げたシーズン。2つのユニフォームはその象徴とも言える存在だ。
ホームは当時の特徴である生地の光沢感、胸スポンサーロゴの質感、前面右下の四角いadidasタブなど、細部まで忠実に再現している。
テーマが8度目のCL優勝を軸としているためアイテム名は1999-2000モデルとなるが、オリジナルのユニフォームは1998-99、1999-2000の2シーズンで使われている。
Real Madrid 1999-2000 adidas Away Remake Kit
レアル・マドリー 1999-2000 adidas アウェイ 復刻版ユニフォーム
こちらのアウェイもオリジナルは1999-2000、2000-01の2シーズンで使用。バレンシアとの同国対決となった1999-2000シーズンのCL決勝戦で着用した人気モデルが甦る。
アウェイは左脇部分の“CLIMALITEタブ”まで再現されている点も見逃せない。CLIMALITEとは当時のadidasの最新テクノロジーで、後継のCLIMACOOLが登場した後も2006年頃まで使われていた。
ちなみに、当時のレアルのユニフォームを象徴する胸スポンサー「TEKA」とは、キッチン関連のメーカーだ。
こちらが当時のオリジナル。少なくとも復刻版の外観は“完コピ”と言える再現度の高さである。シャツ裏側の仕様を見なければ、オリジナルとの判別はつかないかもしれない。
ここ数年、adidasはこうした完コピ復刻版をいくつか発売し、その度に大きな話題となっている。
アディダス本気すぎ!『adidas Originals』からスペインとドイツの「1996ユニフォーム復刻版」が登場
今作のキービジュアルには、ラウール・ゴンサレス、イケル・カシージャス、フェルナンド・モリエンテスなど、当時のレジェンド選手たちが登場!
オリジナルは古着でも高価。そんなユニフォームの復刻版はクラブ公式オンラインストア、各国のadidasオンラインストアで販売中。なお、日本のアディダスではアウェイモデルを先行で販売中となっている。