2024年に「ミス・インターナショナル日本代表」に選出された植田明依(めい)さん。

ロシアワールドカップへ出場した鹿島アントラーズの元日本代表DF植田直通の妹としても知られる彼女が、熊本地震から9年を迎えた4月16日にSNSへ投稿。当時のエピソードを明かした。

2016年に発生した熊本地震は、4月14日夜と16日未明に最大震度7を観測。他にも震度6強の地震に2回、震度6弱の地震にも3回襲われるなど、度重なる大きな揺れで熊本県を中心に甚大な被害をもたらした。

熊本県宇土市出身の植田さんが今回明かしたのは、4月16日とその翌日の出来事。Xで以下のように綴っている。

「9年前のあの日。

心の支えとなった6人の選手たち

2016年4月16日(土)
午前1時25分に起きた、二度目の震度7。津波注意報が出たので家族で山に避難して明け方に帰宅。いとこの家の駐車場に親戚で集まり、避難生活が始まりました。高3の出来事。

16日はJリーグの試合日で。
兄が所属する鹿島アントラーズは、アウェイで湘南ベルマーレと対戦しました。何度も起きる大きな余震に怯えながらも、心の支えは、兄の試合だけで。大きく揺れたら走って外に避難するというのを繰り返しつつ、必死で応援しました。

結果は3-0で完封勝利。
鹿島も湘南も、サポーターの皆さんが熊本へ向けたメッセージを掲げてくださり勇気が湧いたのを覚えています。涙に詰まる兄の試合後のインタビューの裏で、鹿サポの皆さんの「植田」コールが響き、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

そして次の日。
茨城での午前練習を終えた後、兄と5人の選手が熊本へ来てくれました。

〇 小笠原満男 選手
〇 西大伍 選手
〇 鈴木優磨 選手
〇 垣田裕暉 選手
〇 久保田和音 選手

熊本空港が使えなかったので福岡に飛び、支援物資を調達しての熊本入り。余震も続いていたので二次災害の危険もあり、来なくていいよ大丈夫だよと伝えた中で、それでも、と足を運んでくれた選手たち。手分けして避難所を回ってくださり兄と会ったのも5分程度でしたが、心強いという言葉では表せないほど大きな力をもらいました。

何があっても、どこへ移籍されても応援し続けると決めた選手たち。あの時、熊本を元気づけてくださり、本当にありがとうございました。いつまでも応援しています」

16日の試合に出場した翌日、植田直通は練習後に小笠原満男、西大伍、鈴木優磨、垣田裕暉、久保田和音とともに熊本入り。支援物資を届けたうえで手分けして避難所を回ったという。

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高校3年生だった植田さんは、彼らの行動から非常に大きな力をもらったそう。丸9年を迎えたこの日、当時を振り返りながらあらためて感謝の言葉を発信していた。

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