UAEメディア『UAE Today』は16日、数時間以内にルーマニア人指揮官コスミン・オラロイ監督のUAE代表監督就任が発表される見込みだと報じた。

現在、同国1部アル・シャールジャで指揮を執るオラロイ監督は、すでに代表監督就任が決まっているが、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)準決勝アル・ターウン(サウジアラビア1部)戦(2試合合計2-1〇)に集中できるようにと、UAEサッカー協会が正式発表のタイミングを待っているとのこと。

同国代表は、2026FIFAワールドカップ(W杯)最終予選で、8試合4勝1分3敗の6チーム中プレーオフ圏内の3位に入り、勝点17でW杯出場圏内である2位ウズベキスタンの背中を勝点4差で追っている。

1990年以来10大会ぶりのW杯出場へ、ストレートインの可能性も残されている中、同国サッカー協会は3月にポルトガル人指揮官パウロ・ベント氏を電撃解任した。

6月には2位ウズベキスタンとの直接対決と敗退が決まった5位キルギスとの対戦が残っている状況での解任劇に、UAE国内でも物議を醸したという。

現役時代はジェフユナイテッド市原(現J2ジェフユナイテッド千葉)でもプレーしたルーマニア人指揮官は、ACL2の決勝の指揮を執る場合、少なくとも今年5月18日まではアル・シャールジャの監督を務める予定となる。

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重要な一戦の前の急な監督交代はただでさえ難しいシチュエーションな上、準備期間も満足に与えられないとなると、いくらアジアで豊富な実績を持つ指揮官であっても、結果を残すことは至難の業だろう。

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