Jリーグを代表する“10番”の一人、川崎フロンターレの元日本代表MF大島僚太。
怪我が多いため「ガラスの天才」とも評される32歳は、3月12日に行われた上海申花とのACLEラウンド16第2戦で今季初出場。見事なゲームコントロールでチームに流れを呼び込み、逆転での準々決勝進出へと導いた。
その後も3月29日に行われたFC東京との多摩川クラシコに先発。この試合でも3-0快勝に貢献していたが、クラブのリリースによれば4月2日のトレーニング中に負傷。右ヒラメ筋肉離れで無念の再離脱となってしまった。
そんな大島が、実は今季J1で1位に名前を残しているデータがある。
それは「1試合平均インターセプト数」。4月17日時点でのトップ5の顔触れの以下の通りだ。
1位 大島僚太(川崎フロンターレ)1.0回
1位 井上潮音(サンフレッチェ広島)1.0回
3位 サンディ・ウォルシュ(横浜F・マリノス)0.8回
3位 高木践(清水エスパルス)0.8回
5位 安居海渡(浦和レッズ)0.7回
5位 日髙光揮(ヴィッセル神戸)0.7回
大島はサンフレッチェ広島MF井上潮音とともに1位!と言っても、FC東京戦1試合で記録したものだが…。
とはいえ、川崎は8年間の鬼木達体制が終わり、長谷部茂利監督が新たに就任。組織的な守備がベースとなったチームにおいて、大島もボランチとしての役割をしっかり果たした結果だと言える。
ケガさえなければ…。負傷でキャリアが暗転した天才Jリーガー5人
惚れ惚れするようなテクニックを持つ大島であるが、ポジショニングや読みの鋭さも持ち味の一つ。再び彼がピッチへ戻ってきた際にはその卓越した守備にもぜひ注目してほしい。