昨年湘南ベルマーレの下部組織からスウェーデン1部の名門ユールゴーデンIFに移籍したDF小杉啓太が、UEFAカンファレンスリーグで見事なゴールを決めた。
ユールゴーデンは先週行われたUEFAカンファレンスリーグ準々決勝1stレグでラピド・ウィーンを相手に0-1で敗戦していた。
ビハインドを背負った状態で迎えた今週の2ndレグでは、42分にマルクス・ダニエルソンのPKで先制し、スコアをタイに戻すことに成功した。
しかしながら前半終了間際にオウンゴールから失点してしまい、再びラピド・ウィーンにリードを奪われるという展開に。
その中で迎えた77分、コーナーキックからのこぼれ球から小杉啓太がボレーシュートを放ち、ペナルティーアーク付近から見事なゴールを決めてみせた。
さらにユールゴーデンは延長戦でトビアス・グリクセンが2ゴールを決め、2試合合計4-2と逆転に成功。UEFAカンファレンスリーグ準決勝への進出を決めている。
小杉啓太は2006年生まれの19歳。湘南ベルマーレの下部組織で育ち、トップチームを経験しないままヨーロッパへと渡った選手だ。
昨年3月に加入したユールゴーデンでは初年度から14試合に出場し、今季は開幕から左サイドバックとしてレギュラーを務めている。
『Sofascore』では今回のラピド・ウィーン戦で「10点満点中8.7点」というチーム2位の高レーティングを与えられており、逆転に繋げたゴールが高く評価されているようだ。
UEFAは公式サイトで「完璧なタイミングで決めた小杉のセンセーショナルなシュート」「夢のゴール」と彼の活躍を称えている。