オランダで活躍するレフティーは間に合うのか
インドネシア代表の新たな翼と目されているヨナサンズはどうだろうか。ヨナサンズの父親デニス氏が宗教改宗のため先月インドネシアに訪れたという。そのためインドネシア国内メディアはヨナサンズを加えるための交渉かと報じた。
ただ協会関係者は「それはフェイクニュースだね。デニス氏はプライベートでインドネシアに訪れただけだ。ミリアーノについては何の情報もなければ、手続きをしている情報もない」と断言した。
実際に同協会幹部のアーリヤ・シヌリンガ氏も自身のインスタグラムで「きょうまでミリアーノ・ヨナサンズに関しては何の手続きも行われていない」と投稿しており、トヒル会長も「ただの移籍選手で代表チームを編成することは望まない。そうなれば国の指導体制にダメージが与えられるからだ」とヨナサンズの補強に否定的な見解を示した。
そのため、インドネシア代表の帰化補強は鈍化するのかと協会関係者に尋ねると「現状を見ればそう見えるかもしれない。ただPSSIは代表候補選手を調査し、あらゆる可能性を探っている。それは今後も変わらないため、長期的な視点でいえばこの流れが止まることはないだろう」と示唆した。
複数関係者はミリアーノの新規招集については現状進んでいる話はないというが、補強ポイントであるため今後動き出す可能性があるという。
あるエージェント関係者は「ミリアーノを加えたら間違いなく攻撃は強化されるだろう。ただ現状のメンバーでも十分に強力だ。残り期間は2カ月もあるので、急に動きを見せる可能性は十分にある」と明かした。
先月はイタリア系GKエミール・アウデロ(イタリア2部パレルモ)、オランダ系MFヨーイ・ペルペシー(オランダ2部ロンメル)、オランダ系DFディーン・イェームス(オランダ1部ゴー・アヘッド・イーグルス)を新たに加えた。
今後も欧州で活躍する強力な選手を新たにスカッドへ加えるのか。動向を注視していきたい。