ニルス・ニールセン新監督体制となったなでしこジャパンは、2月にアメリカで行われたSheBelieves Cupで見事な初優勝を遂げた。
オーストラリアを4-0、コロンビアを4-1で下すと、FIFAランキング1位の最強アメリカも2-1で粉砕し、全勝優勝を飾っている。
そうしたなか、『Awful Announcing』は、アメリカのあるファンがアメリカサッカー連盟を提訴し、テレビ放送禁止などを求めているという話題を伝えていた。
訴状では、アメリカ女子代表が日本戦で勝利を目指していなかったと主張されているとか。今月初旬、ニューヨーク南部である個人がアメリカサッカー連盟を相手取って訴訟を起こしたそう。
「訴状では、アメリカサッカー連盟がSheBelieves Cupの日本戦で『勝利を目指していなかった』ことで連邦政府を欺き、FCA(不正請求防止法)に違反していると主張している。
アメリカサッカー連盟のウェブサイトによると、連邦政府からの資金援助を受けていないので、明々白々なケースにも思える。
しかしながら、原告が求めている『救済措置』の中には、かなり過激なものもある。
まず、連盟に代表戦をテレビ放送させないようにさせる仮差し止め命令を求めている。次に訴訟が終わるまでは、代表戦へのベッティング(賭博)を禁止するよう求めている。
そして最後には、アメリカ女子代表が日本に1-2で負けた試合で勝とうとしていなかったとして、1億ドル(142億円)近くの損害賠償を求めている。
この文面を見ただけでも、金銭を勝ち取れる見込みが全くない人物による信じ難い内容だ。
正直なところ、これは不満を抱えたファンによる史上最悪の荒らし行為かもしれない。
しかしながら、アメリカ女子代表と男子代表の試合は今後も通常通りテレビで放送されるはずだ。申し訳ないけれど」
無茶苦茶な要求をしており、現実的ではないようだ。
なお、アメリカ女子が負けるのは、実に23試合ぶりの出来事でもあった。