2023年からイングランドの強豪チェルシーでプレーしているウクライナ代表FWミハイロ・ムドリク。

世界的ビッグクラブで10番を背負う24歳だが、昨年ドーピング検査で禁止薬物メルドニウムが検出されたため11月の試合を最後に戦列を離れている。

12月17日にはイングランドサッカー協会(FA)から正式な通告を受け、ムドリクは自身のSNSで「自分は禁止薬物を故意に使用したり、規則を破ったりしたことは一度もない。これは完全にショックなことであり、なぜこのようなことが起こったのかを調査するためにチームと緊密に協力している」と語っていた。

暫定的な出場停止処分が続くなか、『GiveMeSport』はムドリクの古巣シャフタール・ドネツクのCEOセルゲイ・パルキン氏へのインタビューを公開。パルキン氏はムドリクが嘘発見器(ポリグラフ)の検査に合格したことを明かした。

「このドーピングの件が明らかになって以来、ムドリクとは何度も話をしました。彼自身、なぜこんなことになったのか全くわかっていないんです。弁護士がポリグラフ検査を手配し、彼はそれに合格しました。これは彼が故意に禁止薬物を摂取していないことを示す証拠の一つになります」

「彼は『自分のせいではない』とはっきり主張しています。これがどうして起こったのか、誰が関与したのかを突き止める必要があります。弁護士が調査を進めています。B検体の結果はまだ出ていないので、状況は不透明なままです」

A検体からメルドニウムが検出されたムドリクだが、B検体の検査結果はいまだ出ていないとのこと。

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