『ハードワークは才能に勝る』

大宮の強さの秘訣は、全選手が自己犠牲をいとわないハードワークだ。

昨季から同クラブを率いる長澤監督は「去年のいまごろはこんな状況をまったく想像できない中で戦って、彼らの勇気と勇敢さがいまこのポジションに導いている。さらにRBらしく『ハードワークは才能に勝る』という、私が原さん(原博実代表取締役社長)と一緒にザルツブルクに行ったときにロッカーに書いてあったんですけど、きょうもその言葉を果たして、彼らはそれを体現してくれたので、感謝しています」とレッドブル・ザルツブルク(オーストリア1部)が共有している言葉を借りて現在のチームの献身性を評価した。

J2第13節カターレ富山戦後、記者会見に臨んだ長澤監督

藤井はきょう、その言葉通りのプレーで応え、勝利を手繰り寄せた。

「僕自身、(試合に)出られれば、チームのために貢献できれば『どこでもやります』というスタンスで、常に準備をしています。それがきょうしっかりプレーで出せたのかなと」と力強く語った。