久保建英が所属するレアル・ソシエダは、ラ・リーガで4試合勝利がなく、11位と低迷している。
5日に行われた第34節、アスレティック・ビルバオとのバスクダービーではボール保持率59%、シュート12本と押し込むも、スコアレスドローに終わった。
今季のソシエダは34試合で32得点と得点数がリーグワースト4位タイとなっており、久保も「前線に説得力、力強さがない」と吐露している。
Optaによれば、久保はリーガで237試合に出場してきたが、ビルバオ戦はこれまで最も多くファウルを受けた試合になったという(2022年のマジョルカ対バレンシア戦と同じく7回)。
『SPORT』は、これを受けて、「久保がライバルの標的に」と伝えていた。
「ソシエダの若き日本人スター、久保建英は、ビルバオ戦で激しいフィジカルバトルを戦い抜いた。
この試合はバスクサッカーの伝統的な一戦であると同時に、久保が常に相手チームのタックルの標的となる激戦でもある。
この日本代表選手は7回のファウルを受けたが、スペイン国内の公式戦237試合において最も多い。
この数字は、バスクダービーの激しさだけでなく、イマノル監督のシステムにおいて久保が果たす重要な役割も反映している。
この攻撃的MFは真の脅威となり、相手チームから主要な脅威のひとりと見なされている。
久保の攻撃的影響力を鑑みたビルバオは、タイトなマークで彼を無力化しようとして、これが多くのファウルにつながった。積極的にプレーし続けた久保の才能がリーガの守備陣をますます苦しめていることは明らかだ。
いま懸念されているのは、このような攻撃的なマークが彼の肉体的完全性に危険を及ぼすことを防ぐために審判がどのような保護策を講じられるかということであり、これは過去にも有望な若手選手たちに被害を与えてきたことだ」
相手にとって驚異である久保は激しいマークの対象になっているとのこと。
『StatsChecker』によれば、久保は今季32試合で65回のファウルを受けており、これはレアル・マドリーのブラジル代表ヴィニシウス・ジュニオール(28試合で67回)に次いで、リーグ2位タイとなる多さだとか。