ミッドウィークに行われたUEFAチャンピオンズリーグの準決勝セカンドレグでアーセナルを相手に勝利を収め、ファイナルへと進出することが決定したパリ・サンジェルマン。
ホームのパルク・デ・プランスでそれを決めたということもあり、本拠地に集まったファンは歓喜し、まるで暴動のような大騒ぎになったとのこと。
シャンゼリゼ通りの付近ではファンの集団に向けて車が突っ込んで1名が重体となる事件が起こり、その動画が拡散されて大きな話題になっている。
また、周辺の店舗のいくつかはサポーターによる略奪行為に遭い、多くの被害が出ているとのこと。
そしてXに投稿された動画では、マルセイユに所属しているフランス代表MFアドリアン・ラビオのユニフォームが燃やされている場面もあった。
Les supporters parisiens BRULENT un maillot Marseillais sous des chants du type « Rabiot n*que ta mère » ou encore « Hidalgo n*que ta mère » 😱🥵🧨 pic.twitter.com/CEAQjnjVSd
— Lives Foot (@livesfoot) May 7, 2025
ファンは「ラビオ、母親と◯◯しろ」「イダルゴ、母親と◯◯しろ」と侮辱的なチャントを歌いながらマルセイユのラビオのユニフォームを焼いていた。
アドリアン・ラビオはパリ・サンジェルマンの下部組織で育った選手で、10代でレギュラーを奪取した天才でありながらも、退団を希望してフリーエージェントとなりユヴェントスへ移籍。そして後に宿敵のマルセイユに加入したため、クラブやサポーターにとっては因縁がある存在。
また、ラビオの母親兼代理人であるヴェロニク・ラビオは非常に強硬な交渉を行う人物として知られており、ファンに嫌われている存在である。
なお、イダルゴとはパリ市長のアンヌ・イダルゴ氏のこと。PSGはパルク・デ・プランスの所有権を買いたいと訴えているが、パリ市は金額や伝統などの問題からそれを拒否しているため、PSGのファンからイダルゴ氏は批判を受ける立場になっている。