かつて指宿洋史や清武弘嗣もプレーしたスペインの名門セビージャ。
ラ・リーガで16位に低迷しており、10日のセルタ戦にも2-3で敗れ、7試合勝ちなし(2分5敗)と泥沼状態にある。
そうしたなか、クラブは11日に声明を発表。セルタ戦後にクラブ施設に戻った際に発生した組織的な破壊行為を強く非難した。
降格危機にあるチーム状況が抗議行動につながる可能性があることは理解しつつも、破壊行為は許されないものであり、SNSでの個人情報拡散も犯罪行為だと訴えている。
また、選手たちは施設から出ることができなくなったため、そこで一夜を過ごしたとのこと。すでに当局に通報を行い、加害者の特定に全力を尽くしており、サポーターやクラブ会員だった場合には厳しく対処するとした。
現地紙によれば、不振のチームに怒った数百人のサポーターが抗議のためにクラブ施設に集結し、一部がドアを破壊して施設内に押し入ろうとするなど大きな混乱となり、警官隊が介入する事態になったとか。
ファンは卵を投げつけたり、BBガン(エアソフトガン)を空中に向けて発射したり、首脳陣の退陣を叫ぶなどしていたそう。
セビージャの今季は残り3試合で、降格圏とは勝点差4となっている。