6位:アンドリー・シェフチェンコ

移籍元:ミラン

移籍先:チェルシー

実際の移籍金:3000万ポンド(およそ58.11億円)

インフレ調整後の推定額:1億3380万ポンド(およそ259.18億円)

2006年夏にバロンドール経験者であったシェフチェンコをチェルシーが約3000万ポンドで獲得したときには、サッカーファンは大いに期待したものだ。

当時もプレミア史上最高額だったが、今換算すると約1億3380万ポンドに到達するものになる。ロマン・アブラモヴィッチ氏によるチャレンジであったが、期待ほどの活躍を見せられなかったシェフチェンコは、「チェルシーの歴史上でも屈指の残念補強」に数えられている。

5位:フェルナンド・トーレス

移籍元:リヴァプール

移籍先:チェルシー

実際の移籍金:5000万ポンド(およそ96.86億円)

インフレ調整後の推定額:1億3830万ポンド(およそ267.9億円)

2010-11シーズン途中にチェルシーが当時5000万ポンドで獲得したスペイン代表FWトーレス。当時でも巨額の補強であったが、今に換算すると約1億3830万ポンドとさらに跳ね上がる。

到着直後こそインパクトがあったものの、怪我やメンタル面の問題もあって得点数は伸び悩んだ。多くの評論家やファンが「リヴァプール時代のトーレスとは別人だった」と評した。

4位:リオ・ファーディナンド

移籍元:リーズ

移籍先:マンチェスター・ユナイテッド

実際の移籍金:3000万ポンド(およそ58.11億円)

インフレ調整後の推定額:1億5210万ポンド(およそ294.63億円)

2002年夏、リーズからユナイテッドへ3000万ポンドで移籍したファーディナンド。インフレ調整後の金額は約1億5210万ポンドに匹敵するとのことだ。

アレックス・ファーガソン監督の下でクラブを牽引し、その後の12年間でリーグ優勝5回、CL制覇1回など数え切れないほどのタイトルを積み上げた。今振り返っても、この大型補強はユナイテッド史上屈指の大成功と言っていいものだ。