日本代表MF遠藤航が所属するリヴァプールは、11日にホームのアンフィールドで行われたアーセナル戦に2-2で引き分けた。
リヴァプールはすでにプレミアリーグ優勝を決めており、試合はお祝いムードだったのだが、後半途中にトレント・アレクサンダー=アーノルドが投入されると雰囲気が一変。
26歳の彼は地元リヴァプール生まれの生え抜きスターだが、契約延長を拒否して退団を決意した。リヴァプールサポーターたちはそのアレクサンダー=にブーイングを浴びせ続けたのだ。
クラブのレジェンドOBであるジェイミー・キャラガーは、サポーターのブーイングを苦言を呈していた。ただ、『BBC』は、こんなファンの声を伝えている。
「アルネ・スロット監督がアレクサンダー=アーノルドの投入を決めた瞬間、アンフィールドの雰囲気は一変した。
風船にピンが刺さったように、ポジティブな気持ちがグラウンドから吹き飛んでしまった。エネルギーは毒になった。
プレミアリーグチャンピオンを祝う代わりに、ファンたちはトレントに対してフリー移籍での退団をどう考えているのかを伝えたかったのだ。
これはスロット監督の今シーズンの数少ないミスのひとつかもしれない。コナー・ブラッドリーを交代させるなら、代わりにジャレル・クアンサーか遠藤航を右サイドバックに起用すべきだった。
トレントの投入は、本来なら祝福すべき試合を台無しにしてしまった。
彼を起用する意味はあるか?我々はすでにタイトルを獲得し、彼は去っていく。クラブとファンに背を向けた選手ではなく、リヴァプールを代表したい選手を使ってほしい」
今季は偽センターバックでも起用された遠藤だが、右サイドバックの経験もあり、2015年に当時のヴァイッド・ハリルホジッチ監督のもとで日本代表デビューした際も右サイドバック起用だった。
リヴァプールの今季は残り2試合で、クリスタル・パレスとの最終戦もアンフィールドで行われる。