日本代表が世界最速で突破を決めた2026年W杯予選。

日本と同じアジア最終予選グループCを戦った中国は、最終戦を残して敗退が決まった。

中国は2002年日韓大会以降、W杯から遠ざかっており、中国の『Sohu』はこう伝えていた。

「中国サッカーはW杯までどれくらい待たなければならないのか

過去20年間、中国はフル代表、オリンピック代表、ユース代表、ジュニア代表など、世界舞台で活躍しようと22回も試みたが、ことごとく失敗してきた。

2026年W杯はアジア出場枠が8.5に増加したにもかかわらず、中国とW杯の距離は縮まらず、むしろ後退し、徐々に遠ざかっていくばかりだ

中国代表が最終予選で競争力を維持するのが難しかった主な理由は、圧倒的な実力差にある。9試合で2勝7敗、得点6・失点20。

得点力はバーレーン(5得点)に次ぐ弱さで、失点数はグループAのカタール(21失点)に次ぐ多さ。

得失点差マイナス14は最終予選を戦う18チームでワースト。中国代表は最終予選のなかで最弱チームと言っても過言ではない。

初戦で日本に0-7で敗れたことは大きな痛手となり、その後のプレーオフ進出を争う上で完全に消極的な立場に立たされてしまった。

ブランコ・イヴァンコヴィッチ監督は、3勝2分8敗、得点13・失点25という成績で、中国代表チーム史上最も勝率の低い監督のひとりとなった。

(だが)客観的に見れば、チームの若返りを加速させ、新戦力を大胆に起用したことは代表に残した最大の功績である。

中国は再びW杯を逃したが、中国サッカーの追求は止まることはない。サッカーレベルの乏しさを真に解消するには、中国スーパーリーグ(国内1部リーグ)の質と競争力の向上こそが根本的な解決策である。

より多くの若い選手をできるだけ早くヨーロッパリーグに送り込み、更なる研鑽を積ませることが最善策だ。

インドネシア戦後に元中国代表ソン・チーハイが『ユースの育成段階から真に競争力のある世代を育成する必要がある』と語っていたように、数世代にわたるサッカー関係者の共同の努力と献身が不可欠だ」

中国は昨年9月の日本戦で0-7の惨敗を喫するとその後3連敗でいきなり厳しい状況に追い込まれた。

W杯に一度も出場できなかった「偉大なスター」5名

なお、日本と中国は、7月に韓国で行われるE-1(東アジア選手権)で再び対戦する。

【厳選Qoly】日本代表、「E-1選手権の初招集」から1年以内にW杯出場を成し遂げた7名