かつて柴崎岳がプレーしたテネリフェと同じカナリア諸島にあるラス・パルマスは、現在バルセロナで活躍するスペイン代表ペドリらを輩出してきたクラブだ。

昨季のスペイン1部リーグで19位となり、2部降格が決まったしまったが、頼もしい存在が帰ってくるようだ。

クラブは、キリアン・ロドリゲスが新シーズンに向けたメディカルチェックを完了したことを報告。

29歳の彼は、ラス・パルマスの生え抜きで、キャプテンも務めている。

2022年夏に血液のがんであるホジキンリンパ腫と診断されると闘病を経て、翌年2月に復帰。

だが、今年2月に「がんが再発した。また活動を休止し、化学療法を受けなければいけない」と再離脱を余儀なくされていた。

治療の影響で体毛が抜けてしまったが、半年ほどでチームに戻ってきたのだ。

癌を乗り越えて復活した不屈のスター8人

現地紙は「地元グラン・カナリア島出身のロドリゲスは、困難を乗り越え、闘志を燃やす選手の典型。『彼(の復帰)は我々とって最高の補強だ!』と会長は認めた。チームメイトが語ったように『チームを導く光』でもある」と讃えている。

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