現在スイスで開催されているUEFA欧州選女子手権2025。

同大会に参加しているウェールズ女子代表チームが練習場に向かう途中で、チームを乗せたバスが交通事故に巻き込まれていたようだ。今月8日にイギリスメディア『BBC』が報じた。

10日のフランス戦を控えたウェールズ女子代表は、会場であるアレナ・ザンクトガレンへ向かう途中にチームバスがほかの車両と衝突すした。選手やスタッフに負傷者はいなかった。

同日のスタジアム練習は中止となったが、チームはザンクトガレンから車で30分ほど離れたワインフェルデンのトレーニング施設で練習を行った。

ウェールズ女子代表を率いるリアン・ウィルキンソン監督は記者会見で「報告を受けた限りでは全員無事ですが、再結集させてからしっかり状況を見極める必要があります。何よりまず、もう一方の車両の運転手が心配です。はっきりした情報が入り次第、改めてお知らせします」と話した。

一方、フランス女子代表のローラン・ボナデ監督は「サッカー以前に健康こそが最も大切です。彼女たちが練習をキャンセルしたと聞きました。無事であることを願っています。明日も元気でいてくれることを願います」とコメント。

事故という不測の事態に巻き込まれながらもピッチに立ったウェールズ女子代表のイレブンには賞賛の声が上がっている。

死傷者多数…スタジアムで発生した5つの悲劇

なお、試合はフランス女子代表が4-1でウェールズ女子代表に勝利している。

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