韓国で開催中の東アジアE-1選手権に参戦している日本代表。
8日の香港戦に6-1で勝利すると、12日の中国戦にも2-0で勝利した。
6月に日本代表デビューを飾った弱冠18歳の佐藤龍之介(FC東京からファジアーノ岡山にレンタル移籍中)は、中国戦に先発出場。ただ、相手のタックルを右足に受けるあわやのシーンもあった。
韓国紙『Xports News』は、そのシーンについてこう伝えていた。
「日本サッカーに衝撃と戦慄!ジブリル・シセの悪夢『足首骨折』が蘇る。日本の18歳の超新星に…ギャングサッカーに驚きの声。
中国は日本戦でもギャングサッカーを披露した。足首を狙った激しいタックルで、18歳MFのサッカー人生はほぼ終わりに近づいた。
この日、日本は3軍に近い戦力で中国を圧倒した。この試合では中国特有のラフプレーが見られた。
負傷したのは、2006年生まれの18歳、日本サッカー界の将来を嘱望される佐藤だ。
彼は同い年の中国人選手のラフタックルを受けて転倒した。写真でよく見ると、タックルを受けた佐藤の右足首はひどく捻じれていた。最悪の場合、骨折にもつながりかねない危険な場面だった。
主審は中国選手にカードを与えなかった。今大会ではビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が導入されていなかったため、審判の判定を覆すことはできず、日本は期待の選手を失うところだった。
佐藤は将来を嘱望される選手だ。同世代の選手の中では、最も才能のある選手と目されている。佐藤が中国の激しいタックルで倒されたことに、日本が憤慨するのは当然だ。
幸いにも佐藤は立ち直り、後半25分まで70分間プレー。しかし、今大会を通して続く中国のラフプレーは、眉をひそめさせるものとなっている。
7日の試合では韓国代表イ・ドンギョンが中国選手に踏まれて、倒れ込み、しばらく起き上がれない状態となった。9日には韓国女子代表選手が試合中に中国選手に蹴られた。
中国サッカーにおけるラフプレーは長年の伝統だ。2006年ドイツワールドカップ直前、フランスは韓国と同組になるのを前に中国と親善試合を行ったが、ジブリル・シセがラフタックルで脛骨を骨折して本大会出場を妨げられた。
これは中国の『殺人サッカー』を今なお想起させる代表的な例だ」
2006年6月、フランス代表FWシセは中国戦で右足首が折れ曲がり、開放骨折した脛骨手術のためにW杯大会を欠場した。
佐藤へのタックルはそれを思い起こさせるシーンだったということのようだ。
日本は15日の日韓戦で今大会を終える。