ドイツ2部のダルムシュタットは16日、J1のアルビレックス新潟MF秋山裕紀を期限付き移籍で獲得したと発表した。契約期間は2026年6月30日までで買取オプション付きだという。
秋山は2000年12月9日生まれの24歳。前橋育英高校時代に全国制覇を達成し、2019年に新潟へ加入。アスルクラロ沼津、鹿児島ユナイテッドFCへの期限付き移籍を経ながらパサータイプのボランチとして成長した。
2022年以降は新潟でプレーしており、昨季は36試合2ゴールとチームの“心臓”として活躍。YBCルヴァンカップ準優勝にも大きく貢献したが、今季は一転J1残留争いを強いられていた。
新潟は13日、秋山が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のためチームを離脱すると発表。移籍先が注目されていたなか、ブンデスリーガ1部復帰を目指すダルムシュタットへ加わることになった。以下は関係者のコメント。
秋山裕紀
「このたびドイツでプレーできることをとても嬉しく思います。移籍に関わってくださった全ての方々に感謝しています。最近はダルムシュタット98について多くのことを調べ、伝統あるクラブであり、素晴らしいファンがいることを知りました。このチームが成功したシーズンを送れるよう、できる限り貢献したいです」
ダルムシュタット98 スポーツダイレクター ポール・ファーニー氏
「秋山裕紀は中盤の司令塔として理想的な選手です。ボール保持の安定感、プレッシャー下でも精度の高いパス、そして視野の広さを活かして、チームのつなぎ役として大いに貢献してくれるでしょう。彼の持つスキルは、来シーズン我々のチームにおいて非常に重要なピースとなるポテンシャルを秘めています。キャンプに少しでも参加できることも、チームへの早期の適応を助けてくれるでしょう」
秋山のダルムシュタットでの背番号は16番に決定。
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昨季2部12位に終わったチームは今夏、22歳の日本人ドリブラー古川陽介を獲得しており、秋山もすでにプレシーズンのトレーニングキャンプに合流しているという。
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