試合終了のホイッスルが鳴ると同時に、カンプノウのピッチを走り回ったモウリーニョ。
その興奮ぶりはあたかも優勝したかのようなものであったが、その感情が冷めやらぬ試合後にRai.TVのインタビューに応じた。
「今は、この勝利はチャンピオンズリーグを優勝するよりも最高だと言いたいね」
「モッタの退場により計画を練り直さなくてはならなくなったが、勝利を目指すということに何の変わりはなかった」
「チェルシーのサポーターにも私はエンパシー(共感)があったが、インテルのサポーターはそれ以上だ。私はイタリアのフットボールをリスペクトしている。愛しているわけではないけどね。だが、このような難しい試合では、サポーター達が我々を支えてくれているように感じるんだ」
この試合では、モッタが厳しい判定により退場となり、審判にゲームプランを壊された感があるが、この試合のレフェリングについては「どうこう言いたくはない。今夜は誰かが彼の仕事を難しくしたかもしれないが・・・」と言明は避けつつ“モウリーニョ節”を炸裂。
決してゴールに辿りついたわけではないが、この日の彼はいつも以上に饒舌であった。