今週のプレミアリーグを見る前に、先週の試合をざっとおさらい、プレミアリーグハイライト。
2位マンチェスター・ユナイテッドと4位トッテナムの対戦は、終盤にドラマが待っていた。トッテナムはヴェドラン・チョルルカの穴を埋めるため、ベノワ・アス=エコトを右サイドバックに抜擢。対するマンU は、依然ルーニーを欠いている。
もはや降格もヨーロッパもないボルトンと、プレミア最後の時を味わっているポーツマス。ボルトンはヴラディーミル・ヴァイスがプレミア初スタメンだ。
残留のためには勝つしかないハル・シティ。対するサンダーランドはダレン・ベントが調子を取り戻し、W杯のメンバー入りを狙って猛アピール中。若手のデイヴィッド・マイラーはゲームを作れる存在としてこのところ出場機会を増やしている。
前の週に残留を確定させたウィガンと、勝てば残留がぐっと近づくウェストハム。セカンドトップ起用に不満を唱え、チームの崩壊を示唆したイランだが、この試合でもスタメンに選ばれた。対するウィガンは、ポール・シャルナーが監督批判でベンチに。シーズン後の退団が確実視されている。
ウィガンと同じく残留確定のウォルヴァーハンプトンが、これまた降格の心配のないブラックバーンを迎えた一戦。好調を維持するポール・ロビンソン、アーセナル移籍が噂されるフィル・ジョーンズとスティーヴン・エンゾンジには注目。
追いつけも追いつかれもしないアーセナルと、チャンピオンズ・リーグのために負けだけは避けたいマンチェスター・シティ。アーセナルファンの皆様がお待ちの裏切り者はベンチスタートです。
4位が見えてきたアストン・ヴィラと、1年目にしては出来過ぎな結果を残しているバーミンガム・シティのダービーマッチ。いつもスタメンを変えないアレックス・マクリーシュには珍しく、バーミンガムの左サイドバックはグレゴリー・ヴィニャルが務める。
負ければ降格決定のバーンリーがホームに迎えるのは、半ばあきらめ気味のリヴァプール。先週はラファエル・ベニテス監督のユヴェントス行きの噂がメディアを騒がせた。リヴァプールは若いダニエル・アジャラがスタメン。
3月に入ってから負けなしのエヴァートンが、ホームのグディソン・パークにフラムを迎える一戦。フラムはヨーロッパ・リーグの準決勝を控えているため、思い切ったターンオーバーを実施してきた。クリス・スモーリング、クリス・ベアード、カギソ・ディクガコイ、エリック・ネヴランなど、普段ベンチに座っているメンバーがどこまでやれるか。
マンUと勝ち点1差のデッドヒートを繰り広げるチェルシーと、プレミア2年目も順調に中位で終えようとしているストーク・シティ。チェルシーはジョン・テリーが出場停止だが、アシュリー・コールが怪我から復帰。経済学者のステファン・シマンスキーの研究で「予算から期待される以上の成績を上げている、数少ない指導者」と判明したトニー・ピューリス監督は、どんな手を打つのか。