今夏、W杯に挑むニュージーランド代表キャプテン、ライアン・ネルセンは悩みを抱えている。

それは妻のモニカとの間に授かる新しい子供の出産予定日が、W杯決勝の前日にあたる、7月11日であることだ。

「現実的な目標はグループリーグで一勝」とも言われる、オールホワイツが決勝トーナメントまで勝ち抜く可能性は低く、W杯で敗退後に妻の下にかけつけられる算段が立ちやすいが、さらに、予定日が早まり、W杯参加中誕生した場合、チームに大きな迷惑がかかることは必至だ。

「(子供の誕生が)もう後数週間までに迫ってきている。ほんとうに楽しみにしているんだ」
「けど、出産が予定日よりも早まった場合、飛行機に乗って急いで駆け付けないといけない。僕を子供の誕生に立ち会わせないようにできるやつなんてこの地球上に存在しないからね(笑)」
「ただ、チームに迷惑をかけたくないから、“そういうこと”にならないように祈っているよ」

ちなみに、代表監督を務めるリッキー・ハーバートは「たとえライアン・ネルセンがチームを離れたとしても、足を引っ張るようなことはない」と気を遣う発言しており、ネルセンが気兼ねなく離脱出来る環境を作っている。

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