HOME | SCORE | AWAY |
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シビル・ノヴォシビルスク | 4-1 | クリリア・ソヴェトフ |
CSKAモスクワ | 4-1 | テレク・グロズヌイ |
アラニア・ウラジカフカス | 5-2 | スパルタク・モスクワ |
アムカル | 0-2 | ゼニト |
ロストフ | 0-2 | ルビン・カザン |
サトゥルン | 1-2 | トム・トムスク |
スパルタク・ナリチク | 1-1 | ロコモティフ・モスクワ |
アンジ・マハチカラ | 1-1 | ディナモ・モスクワ |
今節はアラニアがスパルタクに大勝するサプライズが発生した。
リーグ序盤、なかなか結果の出なかったアラニアだが、6節と7節の間に行われたカップ戦準決勝でシビルに完敗したことで、7節からはGKなど先発をガラリと変更。今年2月、急遽プレミア昇格が決まったことによる大量補強で選手層だけは厚かったため、先発と控えの“壁”が薄く、結果大胆なスタメン変更はチーム内に活気を生み出し、前々節は得意のホームでルビンを相手に1-1で引き分けていた。
開始早々の5分、マレニッチが難度の高いシュートを決めアラニアが先制。試合はそのまま点の取り合いとなり、2-2のタイスコアで後半へ。ところが、後半になって粘り強い守備を見せたアラニアに対し、スヒー、パルシヴリュクという主力DF2人を欠くスパルタク守備陣は堪えきれず。68分に長い距離のフリーキックをスパルタクゴールへ突き刺したのは、ディナモの守護神ヴラディミール・ガブロフを兄に持つ、ゲオルギ・ガブロフ。キャプテンのこの日2ゴール目で勢いに乗ったアラニアは、終了間際に2点を追加。ロスタイムに訪れたPKのピンチも、こちらはゼニトのアレクサンドル・ケルジャコフの弟、ミハイル・ケルジャコフがストップし、アラニアがスパルタクを相手に5-2という歴史的な勝利を飾った。
前節ナリチクとの天王山を制して首位に立ったゼニトは、アムカルを相手に苦戦を強いられたが、終盤にハンガリー代表MFフスティのコーナーキックから2ゴールを奪って勝利。きっちりと勝ち点3を積み上げた。
決勝点を挙げたカヌンニコフは、これがプレミア初ゴール。フロントが今オフ、ケルジャコフ、ラゾヴィッチに続くFWを獲得しなかったことからも、この地元出身の18歳のストライカーに対する期待が伺える。また、勝利を決定づける2点目を決めたダニーには、その日の晩、ワールドカップに向けたポルトガル代表選出という吉報が待っていた。昨年5月に負った膝十字靭帯損傷という大怪我から今年復帰した彼だが、代表のスタメンとして活躍していた頃のパフォーマンスは既に取り戻しており、野性味溢れるプレーでポルトガル代表を救う姿がこの夏、南アフリカの地で見られるかもしれない。なおゼニトでは、フボチャン(スロバキア)、ラゾヴィッチ(セルビア)もワールドカップ出場のチャンスを得ている。
その他では、CSKAモスクワ、ルビンが順当に白星を挙げた一方、2位のナリチクが先制点を奪いながらロコモティフに同点弾を許し、ホームでドロー。順位を4位へと下げた。
また、クリリアを相手に4-1の逆転勝ちを収めたのは、16日(日)にロシアカップ決勝を控えたシビル。大舞台に向けて視界良好といえるが、決勝の相手は現在リーグ首位のゼニト。一方のシビルは最下位である。ただ、カップ戦はなんといっても一発勝負。快勝したクリリア戦のイメージを維持した状態で試合に臨むことができれば、“奇跡”を起こすことも可能…なはずだ。
なお、リーグ公式の予定表には15日(土)のスパルタクとのアウェイ戦が組まれたままだが、さすがにこの試合は延期されることになると思われる。(同じ11節のゼニト対アンジの試合は7月14日に行なわれることが決定済)
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