以前、当サイトにて、マンチェスター・シティのディフェンダー、ネダム・オヌオハが出身国であるナイジェリア代表から勧誘を受けているという話題を紹介したが、結局、その後、オヌオハは断りを入れ、イングランド代表を目指す進路を選択した。
だが、この決断に対し、かつてボルトンで活躍した元ナイジェリア代表、ジェイジェイ・オコチャは「判断ミスだ」とバッサリ切り捨てた。
無論、オコチャの見解が正かったか、それとも、オヌオハの英断が正しかったかのは誰にもわからない。
14歳で100mを11秒09で走り、3段跳びの15歳以下のイギリス記録を持つだけではなく、学業も優秀であった天から二物を授かった男。
マンチェスター・シティのアカデミーでも早くから注目を集め、2004年10月に17歳でトップデビュー。そのシーズンは、後半戦から右サイドバックのレギュラーを任された。
だが、その後、相次ぐ怪我と、激しいポジション争いのために、バックアッパーとレギュラーの間を流浪。CBとして使うにはスピードがもったいなく、しかしSBとしては攻撃力が物足りないという「帯に短したすきに長し」な面がマイナス材料。
しかし、その特筆すべきスピードと圧倒的な身体能力はプレミアリーグでもトップクラス。2010年4月のバーミンガム戦では、自分のパスミスを自分で追いかけてDFを置き去りにし、そのままゴールという離れ業をやってのけた。
ちなみに、ナイジェリア出身である彼の名前は「オヌーワ」と「オヌオハ」の2パターンで呼ばれている。
【Qolyインタビュー】FC琉球の元日本代表DF藤春廣輝が明かす…「伝説のCS浦和戦、あわやOG→劇的決勝弾」「オーバーエイジで出場したリオ五輪」の裏側