2009-2010シーズンのセリエAも最終節を迎える。既に残留争いは終了。アタランタ、シエナ、リヴォルノの降格が決定している。見所はもちろん優勝争い。インテルの5連覇かそしてローマの2000-2001シーズン以来のスクデット獲得かが決定する。インテルはアウェーで降格の決まっているシエナと。ローマもアウェーでキエーヴォと対戦する。
また、チャンピオンズ・リーグ出場権を賭けたサンプドリアとパレルモの争いも最終節までもつれた。サンプドリアはホームでナポリと。パレルモはベルガモに乗り込んでのアタランタとの一戦となる。
セリエAは例年最終節など優勝が絡む頃には一斉開催が通例となっていたが、今季はミラン対ユヴェントス、ラツィオ対ウディネーゼの試合が土曜開催に変更されている。インテルかローマが優勝するため、現地の混乱を防ぐ事が目的だ。ミラン対ユヴェントスといえば、1990年代から続く大一番であり、通常なら日曜のナイターに行われる試合だが、順位に全く影響を及ぼさないカードとして扱われてしまった格好。両チームには来季以降の奮起を期待したい。
なお、得点王はウディネーゼのアントニオ・ディ・ナターレで当確であろう。2位のディエゴ・ミリートに7ゴールの差をつけている。PKの6ゴールを外しても今季のディ・ナターレの成績は目を見張るものがある。