Cote d'Ivoire
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3
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2-0
1-0 |
0
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Japan
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ボリ デブレ(PK) サグボ |
2' 26' 66' |
得点者
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大会の開幕戦は、今大会唯一のアフリカからの出場国、コートジボワールと我らが日本代表との対戦となった。
試合はコートジボワールが序盤からペースを握る展開であった。キックオフ直後の2分、センターバックの牟田とキーパーの大谷の連携ミスを利用され、ボリに先制点を奪われると、26分にはサグボにファウルを誘われPKを献上。これをデブレに決められ、前半のうちに2点を追う展開になってしまった。
日本は内容も決して良いとは言えない状態だった。狙っていたのは前線からのフォアチェックを基点としたショートカウンター、そして木暮を中心にしたポゼッションの二種類の攻撃であったが、このどちらも機能させることが出来なかった。前者については、高い位置でボールを奪えどもプレッシングを行った時点で前線のポジションが崩れてしまっており、ミドルシュートを狙うぐらいしか手がない状況が多発。後者についても、相手のプレッシャーによって上手くボールを動かすことができず、逆にカウンターを受けてしまう最悪の展開。さらにサグボ、ボリ、ウェドラオゴ、デブレなどのドリブルによってディフェンスラインを下げられ、ただでさえ攻撃力を失っていた前線は徐々に孤立していった。
後半になると、日本は大迫を投入、攻撃意識を高めて前に人数をかけていった。これにより前線には、必ず縦の関係が作れるようになり、ボールが収まるようになった。だが、攻撃力は確かに増したが、一方でディフェンスはほぼ2バックの状態で対処せねばならなくなり、過大なリスクを背負っての攻める状況が続いた。そしてついに66分、ボランチからボールを奪われてのカウンターで2バックの間にスルーパスを通され、万事休す。0-3という完敗に終わった。