日本時間の12日深夜にグループリーグ初戦となる、フランス戦に挑むウルグアイ代表。監督のオスカル・タバレスは、試合前日の記者会見に出席し、2トップの実力の高さを強調した。

「ディエゴ(・フォルラン)は素晴らしいフットボーラーだ。そして、彼はフットボーラーとしてだけではなく、人間的にも成熟期に入っている。彼の存在、リーダーシップはチームの根幹となっている」
「スアレスは、今やウルグアイにはなくてはならないタレントとなった。低迷して時期もあったが、そこで多くのことを学べたことが大きかったのだろう。フローニンヘンに移籍後に輝き始め、アヤックスに移ってからは大爆発。瞬く間に、ウルグアイ国民からの期待を集めるフットボーラーへと成長した。私は彼の才能を心底から信じている。このW杯を期に更なるステップアップを果たすことになるだろう」

会見中には、記者から「対戦相手のフランスは、直前に行われた中国との親善試合を落としているが、感想は?」という問いもあったが、「その情報はあてにならない」と一蹴。フランスの強さは不変であることを強調した

「その試合は私も見たが、フランスに対する考え方はまったく変わっていない。彼らは紛れもなく難敵だ。フランスは非常に組織的であり、パワフル。そして、優れた攻撃力を備えている。たしかに、直近の親善試合では苦戦はしていたが、彼らは決して諦めずに戦い続けていた。このことが最も重要だ。私は、いかにしてウルグアイのペースに持ち込めるかを考えてはいるが、そう簡単にはいかないだろう」
「W杯の初戦が目の前に迫り、たしかに選手達は不安を感じているかもしれない。だが、試合までには“チューニング”を行い、最高の状態で挑むだろう。私自身も、我々が今大会でサプライズを起こせることを期待しているよ」

グループリーグA、フランス×ウルグアイは、(日本時間)12日の3時30分に試合開始だ。

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