現在、鼠蹊(そけい)部を痛め、5月から実戦練習もままならない状態が続いている、デンマーク代表のエース、ニクラス・ベントナー。当初は、「本大会までには間に合うだろう」という見通しであったが、その状態は思いのほか悪く。月曜日に行われる、初戦のオランダ戦を欠場する可能性が色濃くなってきた。
Reutersからベントナーの状態を聞かれた監督のモアテン・オルセンも現況を打ち明け、「報道の通り、欠場することになるだろう」と語った。
「彼が戻れることを祈っているが、それは夢になってしまいそうだ。なんとか大会期間中に復帰してくれたらいいんだけど・・・。彼がいるのといないのでは、大きな違いがあるからね」
そのベントナーも同メディアの取材を受け、「焦ってはいけない」と自分を戒めながら、現況を公にした。
「誰しもが100%の状態でW杯に挑みたいと思っているだろう。だけど、急いじゃいけない。怪我というのは、ちょっとずつ時間をかけて治すものだからね。(初戦のオランダ戦までに)正直言って、間に合う自信はない。だけど、最善を尽くして、天命を待つよ」