ウルグアイ守備陣を最後の最後まで崩せず、無得点スタートを切ったフランス。監督のレイモン・ドメネクの風当たりはますます強くなるばかりで、0-0の状況でも後ろに人数を割いてくる対戦相手にアネルカ→アンリ、グルキュフ→マルダという同ポジションの選手をただ入れ替えるという不可解な選手交代や、流れを掴みかけたところでも静観するだけで、「ここで仕掛けよう」というメッセージすら選手に伝えられない白髪の指揮官には、内部からも不満が噴出しそうな気配が漂っている。

そのドメネクは、試合終了直後のインタビューでは「結果は悪くない」と楽観的に語っていたが、それから数時間が経過して一転。「フラストレーションが溜まった」と怒りを爆発させた。

「勝つことが出来ずに、本当にフラストレーションが溜まったよ」
「ウルグアイのディフェンスは最後まで集中力を切らさず、評価されるべきだとは思うが、それよりもこちらの不甲斐なさのほうが目立った。試合に入るところまでは良かった。試合中も良かった。だが、何度かあったゴールチャンスをものにできなかった・・・」

フランスは火曜日にメキシコとの第2戦に挑む。



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