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 Germany 
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 4 
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 2-0 
2-0  | 
 0 
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 Austraria 
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|---|
| ポドルスキ クローゼ ミューラー カカウ  | 
8' 26' 68' 70'  | 
 得点者 
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|---|
| FIFA.com 選定 | Qoly.jp 選定 | |
| ポドルスキ(ドイツ) | ミューラー(ドイツ) | |

ドイツが、オーストラリアを圧倒する試合運びで白星スタートを飾った。
試合開始直後は、オーストラリアが高い位置からゾーンプレスを仕掛け、ドイツに攻撃のスキを与えなかったが、その勢いは10分も続かず、8分にポドルスキに先制点を与えてからは、完全に劣勢状態へ。ボールへのアプローチスピードが落ちたことで、ボールを奪いにいってはよけられ、奪いにいってはよけられの繰り返しとなってしまい、精神的にも疲労感が募る試合展開に。後半からは、なんとかボールを持てる時間を掴んだが、ゴール前での決め手を欠き、さらには、ケイヒルが退場するという自滅的要素も絡み、結局ゴールに辿り着くまでには至らず。2006年大会に引き続いて決勝トーナメント進出を目論む、“サッカルーズ”だが、その目標は早くも霞んできた。
そして、下馬評では、スペイン、ブラジル、アルゼンチン、イングランドらよりは下のランクに見られているドイツであるが、彼らが見せたパフォーマンスは、この試合までに登場した全ての国を凌駕するものであったことは言うまでもないだろう。「実質は最も世界王者に近い」という声もあがるほどのクオリティーを備えている彼らは、今後も目が離せない。