初戦快勝のドイツが試合を優勢に進めるかに思われたが、後のないセルビアが激しい守備で相手を潰しにかかり、クローゼ退場の直後に狙った形で先制点を奪取。この1点を守りきってセルビアが勝利を飾った。下記は、セルビア戦でのドイツ代表の出場選手を個別に評価したものである。

■No.1 マヌエル・ノイアー 【GK】 5.5

若さに似合わぬ安定感。失点シーンでもシュートコースはよく消していた。

■No.3 アルネ・フリードリッヒ 【CB】 4.5

ビルドアップや積極的な持ち上がりなど攻撃面はまずまず。しかし肝心の守備ではメアテザッカーに甘えたようなポジショニングが目に付いた。

■No.6 サミ・ケディラ 【DH】 5.5

ダイナミックな飛び出しで前線に厚みを加え、クロスバーに当てるシュートも放った。

■No.7 バスティアン・シュヴァインシュタイガー 【DH】 5.5

一人少ないなかで的確にボールを散らし、攻守に渋いプレーを見せた。

■No.8 メスト・エジル 【OH】 5.5

狭いスペースのなかを動き回りながらチャンスメーク。得意の角度をつけたパスの精度で決定機を演出した。

■No.10 ルーカス・ポドルスキ 【LH】 4.5

完全にハマってしまったときのポドルスキ。シュート意識の高さがアダとなった格好で、PKまで止められてしまった。

■No.11 ミロスラフ・クローゼ 【CF】 4.0

序盤からポストプレーで起点となりライン裏への鋭い動きも見せていたが、チームが巻き返し始めた矢先に退場。ベテランとしてはいただけないプレー。

■No.13 トーマス・ミュラー 【RH】 5.0

持ち前のフリーランニングと取られそうで取られない絶妙のドリブルで右サイドを攻略。良いクロスを上げられなかったのが残念。

■No.14 ホルガー・バートシュトゥーバー 【LB】 4.5

守備でクラシッチに完敗。持ち前のキック精度を生かす場面も少なかった。

■No.16 フィリップ・ラーム 【RB】 5.0

ラームがどれだけ攻撃参加ができるかがドイツのバロメーター。彼が守備に追われたということは厳しい試合だったということ。

■No.17 ペア・メアテザッカー 【CB】 5.5

失点シーンではラームの高さを補うことに取られてゴール前をがら空きにしてしまった。ただ、全体を見れば及第点の出来。

■No.21 マルコ・マリン 【LH】 4.0

ドリブルでなんとかしよう意識が高すぎて試合の流れに沿ったプレーができず。未熟さを露呈した。

■No.19 カカウ 【RH】 5.5

中盤でボールを引き出し、積極的に仕掛けて相手の意識を引き付けた。ただゴールに迫るシーンは少なかった。

■No.23 マリオ・ゴメス 【CF】 5.0

終盤の高さが必要な場面で出場。存在感はあまりなかったが、状況的に仕方がないか。

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