2010FIFAW杯グループF第3節のスロバキア対イタリア。ハイパフォーマンスを見せるスロバキアに前回王者イタリアが敗れ、まさかのグループリーグ敗退となったこの1戦。以下は、その試合でのイタリア代表のを個別に評価したものである。

■No.12 マルケッティ 【GK】 4.0

飛び出すタイミングやボールへの反応。攻撃へ転じる際のパスの選択など、世界の舞台で戦うには明らかに不足していた。

■No.3 クリッシト 【LB】 4.0

対峙するストフのドリブルに手を焼く。得意ではない守備の時間が長くプレイのリズムが掴めなかった。前半のみでの交代も納得。

■No.4 キエッリーニ 【CB】 4.5

ボールにチャレンジするばかりでバランスを崩すシーンが多く見られた。あまりにも出来の悪い相棒のカンナヴァーロに引きずられた格好。

■No.5 カンナヴァーロ 【CB】 2.5

全盛期のイメージでプレイしていたが体は全くと言って良いほどついていかず。完全に後手を踏み1対1の応対ではファウルを犯す他止める術は無かった。何故彼がUAEへの移籍を決断したか、世界中の人々が納得したことであろう。

■No.6 デ・ロッシ 【DH】 2.5

試合の悪い流れを作る要因となった、失点に繋がるイージーなパスミスを犯しトータルで見ても淡白で質の低いプレイばかり。

■No.7 ペーペ 【RW】 4.5

左右両サイドに顔を出すも、スペースがない状況でまたも持ち味を発揮することが出来ず。最後まで試合を諦めない数少ない選手であったのは評価出来たが。

■No.8 ガットゥーゾ 【CH】 4.0

闘犬が何かポジティブなものをもたらしてくれると指揮官も期待したのだろうが、そこにはただただピッチを走り回る老犬がいた。

■No.9 ヤクインタ 【CF】 3.5

試合終盤のパワープレイとディ・ナターレのゴールへ繋がるポストワーク以外はほぼ消えていた。相手守備陣に抑えられた。

■No.10 ディ・ナターレ 【LW】 4.0

1得点の結果は残したが、守備で貢献できない点を考えれば、攻撃面のプレーの安定感は低い。やはり代表レベルでは戦えない選手であったか。

■No.19 ザンブロッタ 【LB】 4.5

前半は右サイド、後半は左サイドバックでのプレーとなったが、現在の彼に出来ることは全て出した。そのレベルがどの程度かは別として・・・。

■No.22 モントリーヴォ 【CH】 4.0

3試合全てに出場したが、この試合でも単なる1選手に過ぎないプレー内容。ヴィオラでのパフォーマンスの3割程度しか見せられなかった。

(途中出場)


■No.18 クアッリャレッラ 【LH】 5.5

試合後泣き崩れたように途中投入の役割をしっかりと果たし、アグレッシブにプレイしたがあと一歩及ばなかった。ループシュートは芸術的だったが・・・。

■No.2 マッジョ 【RB】 4.5

これまでにもっと出場機会を貰えていたならば、コンビネーションやドリブルでの仕掛けも出来ただろうが、現状ではあの程度が限界だろう。

■No.21 ピルロ 【DH】 6.0

改めて彼の重要性を痛感させられたのは言うまでもない。万全でないコンディションの中、緩急を織り交ぜたパスを駆使し、攻撃にリズムを与えゴールを生み出す原動力となった。

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