「彼らはカメルーン戦に勝った良いイメージを壊さないようにしようとしていた。その発想は、前半戦は功を奏したと思う。試合の前半、パラグアイ相手に良い戦術で何もさせなかったからね。しかし、その時に、勝つためにできたことをやり切れなかったことが残念。選手全員が考えないといけなかったのに、自分の力だけで得点を奪えると考えている選手がいた。こういうプレッシャーのかかる大会では、グループで取りにいかないとダメだ」
「ここからは、この教訓をどう引き出すかだ。今大会で彼らは自信を手にしたはずだ。そして、その自信を基礎にして、『W杯の予選を突破できるかどうか』はではなく、『W杯でどこまで進めるか』を考えた国になっていかなくてはならない。そういうチームになるために今日からスタートして欲しい。本大会を見据え、あらゆる可能性を考えて準備出来る国になるために」
「また、FIFAのルールについても、一つ言っておきたいことがある。私は、このPK戦を最後まで見てしまったが、W杯という大会について、FIFAとルール評議会は検討して欲しい。PK戦ではなく、もっと相応しい決着の付け方がなかったのかと。90分+延長戦を戦った上で、ルーレットのようなPK戦を戦う彼らの心境を思いやって欲しい」

上記は、スカパー!のオフィシャルコメンテーターとして、W杯のゲスト解説を務めているイヴィチャ・オシムがパラグアイ×日本の戦の試合終了後に語った文言をQoly.jpで編集したものである。

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