Netherlands
2
0-1
2-0
1
Brazil
F・メロ(OG)
スナイデル

53'
68'

得点者
10'


ロビーニョ


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スナイデル(オランダ) スナイデル(オランダ)

優勝候補ブラジルが、オランダを前にベスト8で散った。

前半戦は完全にブラジルペース。試合開始直前にマタイセンからオーイェルに交代した影響が出たのか、ラインコントールがまったく取れていなかったオランダ守備陣の裏を突いたロビーニョが、ステケレンブルフの1vs1を制して早々とファーストゴールを奪取。その後も、前線からのプレッシングと強固な守備ブロックで“オランイェ”の攻撃をことごとく遮断した“セレソン”が理想的な試合展開で45分間を終えた。

しかし、後半戦に入り、ファン・マルヴァイクの指示か、「ビハインド状態」という強迫観念に駆られたのか、守備の場面では、球際を勇猛果敢にチャレンジして、ブラジルに対抗。攻撃面では、スナイデルが前半戦よりも敵陣でのプレイ頻度を増加させ、ファン・ボメルも前線に顔を出すようになると、ブラジル優勢の展開がぐらつき始めた。そして、53分。セットプレイの流れから、スナイデルが左足でハイボールを放り込むと、J・セーザルとF・メロが被り、自殺点を誘発。磐石かに思われた、守備組織がアマチュアレベルのミスによって決壊したことで、彼らの自信にもヒビが入った。気のせいか、J・セーザルを筆頭に、守備陣のパフォーマンスは著しく低下。68分には、これまで文句なしの対応力を見せていたセットプレイで、完全に集中力を欠いてスナイデルをフリーでヘディングさせて、失点。さらに、73分には主審へのジャッジにいら立ちを見せていたF・メロが退場。文字通り、“自滅”に陥った優勝候補には、最悪のムードを打破できるだけの力はなく、ベスト8で姿を消してしまった。


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