HOME | AWAY | |
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ロストフ | 1-1 | スパルタク・ナリチク |
スパルタク・モスクワ | 4-2 | トム・トムスク |
クリリア・ソヴェトフ | 1-3 | テレク・グロズヌイ |
シビル・ノヴォシビルスク | 1-0 | アムカル |
ディナモ・モスクワ | 3-0 | ロコモティフ・モスクワ |
ルビン・カザン | 2-0 | サトゥルン |
アラニア・ウラジカフカス | 0-0 | アンジ・マハチカラ |
欧州カップ予選の谷間となるため、ゼニト対CSKAモスクワという優勝の行方を左右する注目の一戦が11月10日に延期された今節。3位のルビンはサトゥルンと対戦。マーティンス、メドヴェージェフという今夏加入のFWが共に先発し、2トップを組んだ。
試合はマーティンスが倒されて得たPKをエクアドル代表ノボアが決め、ルビンが先制。69分にはカレシンのクロスから、メドヴェージェフが移籍後初ゴールとなるヘディングシュートを決めるなど、ルビンが新戦力の活躍で快勝した。ゼニトへ移籍したブハロフ、セマクの代役となる彼ら2人。特にメドヴェージェフは、ブハロフと違い「ゴール前で勝負強さを発揮できるタイプ」のため、今季のルビンの課題である得点力の改善に期待がかかる。
なお、ルビンには先日、ウニレア・ウルジチェニからリトアニア代表GKアルラウスキスが加入。現守護神リジコフとのポジション争いは激しいものとなりそうだ。
前節、ゼニトの連勝を9で止めたディナモは、ロコモティフとのモスクワ・ダービーに臨んだ。先週、手塩にかけて育ててきた“コンバロフ・ツインズ”をスパルタクへ奪われたディナモだが、代わりにボージョヴィッチ監督がアムカル時代に重用したクロアチア代表のボランチ、ドゥイモヴィッチを獲得。さっそく先発したドゥイモヴィッチはいきなり古巣との対戦となった。
ディナモは左サイドハーフのドミトリ・コンバロフが抜けたこともあり、ヴォロニンを左サイドへ寄らせたクラニーの1トップのような布陣に変更。序盤からペースを握ると、42分にクラニーの2試合連続ゴールで先制。73分に相手のミスからまたもクラニーが決め、90分には交代で入ったばかりのチェスナウスキスがダメ押しという理想的な試合展開でダービーを制し、勝ち点でロコモティフと並ぶことに成功した。
一方のロコモティフは、先週のスパルタク戦に続きダービーで敗戦。ここ5試合で2分け3敗と勝ち点を伸ばせず、スタメンもころころ変わるなど迷走気味。選手層の厚さはリーグ屈指といえるが、それゆえにベストチョイスの模索が現在も続いている状況だ。特に絶対的な存在であるトップ下のアリエフをサポートするサイドハーフの人選にショーミン監督は頭を悩ませており、その辺りが昨日報じられた松井への正式オファーに繋がったと思われる。
その他では、スパルタクが昨季の得点王ヴェリトンのハットトリックでトムに快勝。司令塔アレックスの復調により、カルピン監督が目指す攻撃サッカーに再び鮮やかな色彩が戻ってきた。ヴェリトン自身も13ゴールで得点王ランキングのトップに浮上。ロストフとナリチクの上位対決は引き分けに終わり、両者勝ち点1を積み上げてスパルタク、ディナモといった強豪クラブの進撃に備えている。そして巻の所属するアムカルは、最下位シビルに敗戦。ロシアリーグは下位2チームが降格のためまだ残留圏内ではあるが、試合内容を見る限り今後も厳しい戦いが続いていくことは間違いないだろう。巻は移籍3試合目で初の先発落ち。71分から出場し、終了間際にはエリア内でのポストプレーから味方のシュートチャンスを作り出すなどした。