HOME | AWAY | |
---|---|---|
テレク・グロズヌイ | 2-0 | スパルタク・モスクワ |
アムカル | 1-0 | ロストフ |
サトゥルン | 1-1 | クリリア・ソヴェトフ |
スパルタク・ナリチク | 1-1 | ルビン・カザン |
トム・トムスク | 1-0 | ディナモ・モスクワ |
ロコモティフ・モスクワ | 0-3 | ゼニト |
CSKAモスクワ | 2-1 | アラニア・ウラジカフカス |
アンジ・マハチカラ | 1-0 | シビル・ノヴォシビルスク |
ミッドウィークに行われた欧州カップ予選では、概ね残念な結果に終わったロシア勢。
今節はゼニトが敗退したこともあり、CL本選に出場するルビン、スパルタクに良いところを見せて欲しかったのだが、最初に行われたテレク対スパルタクの試合でその願望はあっさりと打ち砕かれた。
スパルタクは今夏加入したGKベレノフ、DFパレハ、MFドミトリ・コンバロフが初先発。試合はそのD・コンバロフを絡めた左サイドからの攻撃でスパルタクがペースを握ったが、先制点にまでは至らず。逆に後半、絶妙なタイミングでオーバーラップをかけたテレクの左サイドバック、ヤトチェンコがエジエフの正確なロングパスで抜け出し、最後はゴール前の職人、アシルダロフが合わせてゴール。テレクは守っても、先日スパルタクへ移籍したディカンに代わり今季リーグ戦初出場を果たしたゴジュールがスーパーセーブを連発。そして81分、ラヒヤロフのコーナーキックから最後はウツィエフが押し込み、開幕から続くホームでの無敗記録を9に伸ばした。一方のスパルタクは4試合連続の2失点。守備の建て直しが急務だ。
CL予選でオセールに敗れたゼニトは、アウェイでロコモティフと対戦。オセール戦で先制点時にマークミスを犯したフェルナンド・メイラに代わり、ウディネーゼから移籍してきたセルビア代表のルコヴィッチが初出場。トップにもケルジャコフではなくブハロフが入った。
狡猾なリスタートで先制点を許したものの、ホームということもあり互角の戦いを演じた前半のロコモティフ。しかし、ゼニトにはまだ余裕が見受けられ、実際56分にトルビンスキーが退場したことで、“見た目上の拮抗”も崩壊。68分にブハロフが移籍後初ゴール、77分には絶好調のシロコフがダメ押しとなるミドルシュートを決め、精神的なダメージ等で苦戦が予想されたゼニトが、終わってみれば首位の貫禄を見せる快勝。逆にロコモティフは6試合連続未勝利と、苦しい戦いが続いている。
その他上位陣では、CSKAモスクワがドゥンビア、トシッチのゴールでアラニアに順当勝ち。本田は終始ボランチとしてプレーした。ルビンは4位ナリチクのホームに乗り込み、ロシア代表に初選出されたカサエフのゴールで先制。しかし28分、ナリチクのDFヨヴァノヴィッチが蹴った何気ないロングボールの処理を名手リジコフが誤り、ワンバウンド後にGKの頭を越えたボールはそのままゴールマウスへ。結局試合はそのまま1-1で終了。失点後は好守も見せたリジコフだが、ウニレアから加入したアルラウスキスとのハイレベルなポジション争いにおいて、今回の失点は大きなマイナスポイントとなるだろう。
ホームで5位ロストフと対戦したアムカルは、巻が倒れて得た絶好位でのフリーキックをブルガリア代表のペエフが決めて先制。リプレイでよく見ると巻に当たってのゴールだったが、残念ながら得点者は変わらず。それでも加入から1ヶ月近くが経ちお互いに特徴が掴めてきたのか、精力的に動き回る巻と周りが多少なりともかみ合ってきた印象。試合は1点を守りきったアムカルが勝利した。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ