2010年12月8日(火) - シュタディオン・MSKジリナ
MナꀀK ナスilina
1
0-0
1-2
2
Spartak Moskva
マイターン 48'

得点者
54'
61'
アレックス
イブソン


既に1~4位までの順位が確定しているグループFだが、5連敗中のジリナはホームで初の勝ち点獲得が目標。一方のスパルタクも、UEFAのリーグランキングでロシアが6位へ復帰するために勝利が欲しい試合である。

試合は予想外の立ち上がり。アウェイに駆けつけたスパルタクのファンが発煙筒を投げ込むなど暴れだしたため、開始4分で中断。選手と審判は体が冷えないよう屋内に入り、気温3℃のなかファンは試合の再開を待った。そして20分ほど経って、ようやくリスタート。前半はスパルタクがジリナに対して押し気味に進め、特に右サイドで1対2の状況をモノともしないマッギーディの個人技が冴えた。しかし、クロスを上げても中央が小柄なコズロフだったこともあり、結局スコアレスで前半を終える。

ハーフタイムで両者動き、ジリナはポリアチェクに代えてリルケ、スパルタクはコズロフに代えてドリンチッチを投入。ジリナの形はそのままだったが、スパルタクはドリンチッチがボランチに入ってアレックスとイブソンがそれぞれ上がり、イブソンは積極的に相手DFにプレッシャーをかける。48分にセットプレーからジリナのマイターンに先制点を許したものの、直後にドリンチッチの絶妙のパスからアレックスが同点とすると、61分にもカウンターからマッギーディ、アレックス、イブソンと渡り逆転。ジリナは終盤、イブソンの退場で数的優位の状況を得たが、同点弾を奪うことはできず、スパルタクがホームに続きジリナに連勝して、今季の最終戦を終えた。カルピン監督の采配が光った試合ともいえるだろう。

なお、この試合では双子のコンバロフ兄弟が共に先発出場。昨日のバレンシア戦に出場したマンUのファビオとラファエウに続き、2日連続というのも珍しいことである。


(筆:Qoly編集部 O)

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