2010年12月16日(木) - バイ・アレーナ
Leverkusen
1
0-0
1-1
1
Atletico Madrid
ヘルメス 69'
得点者
72' メリダ

2位に勝ち点差4をつけ既に決勝ステージ進出を決めている首位のレヴァークーゼン。10月末のDFB杯 ボルシアMG戦 以降9試合負けなしと好調を持続しており、ブンデスリーガでも2位につける。一方、シモンの移籍問題に揺れる3位アトレティコは勝点で並ぶアリスの結果を気にすることなく勝利で突破を決めたい。選手の顔に激しく雪が吹き付け、凍てつくような寒さのなかキックオフを迎えた。

序盤、若いメンバーのレヴァークーゼンが押し気味に進めるが、この日もシモンがキャプテンマークを巻くアトレティコはアグエロのドリブル突破で対抗。そんななか止むことなく降り積もった雪でピッチが真っ白に染められると、前半30分に雪仕様のオレンジ色の試合球に変更される。その直後、アトレティコに最初の決定機が到来。左サイドを突破したシモンの折り返しにフリーのフォルランが合わせるもゴールならず。その後は両チームにチャンスがあったが、ピッチ状態の影響もあり思い通りのプレーが出来ずゴールが遠いまま前半を終える。

後半、レヴァークーゼンはエースのキースリングと右SBにダ・コスタを投入するとその2人が攻撃に絡み、流れを引き戻す。一進一退の試合展開は残り時間20分をむかえると急に慌しくなる。69分、キースリングがロングボールを頭で落とし、抜け出したヘルメスがきっちり決めて先制。対するアトレティコもアグエロがエリア内で粘ると交代直後のメリダがファーストタッチでゴールを決め、すぐさま同点に追いつく。溶け始めた雪でピッチ状態が悪化する中、繋ぎを省略したロングボールから両チームにゴールが生まれた。終盤のピンチをデ・ヘアの好セーブでしのいだアトレティコに終了直前ビッグチャンスが訪れるもアグエロのシュートは枠をそれ、引き分けで試合終了。

勝ち点1を追加したアトレティコだったが、決勝トーナメント進出を争うアリスが勝利を収めたため、グループリーグでの敗退が決まった。厳しい環境のなか奮闘したものの、アリスとの直接対決に連敗したことが響く結果となった。この敗退は1月の移籍市場の動向にも影響を与えるだろうか。一方、これで10戦負けなしとなったレバークーゼンは来年の2月から再開される決勝トーナメントにはこの日スタンドに姿を見せたバラックもおそらく復帰できるだろう。この好調をキープできれば、上位進出もみえてくる。


(筆:Qoly編集部 I)

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