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0-0
0-2 |
2
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得点者
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58' 77' |
アーメドフ ジェパロフ |
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ついに2011年アジアカップの開幕を迎えた。今日から22日間に渡って試合が行われ、1月29日に決勝戦を迎えることとなる。
開幕戦には地元での開催で初優勝を狙うカタールが登場。しかし曲者ウズベキスタンのゲームプランに翻弄される展開となり、最後は自らのミスで自滅。スタジアムに詰めかけた大観衆の前で0-2と完敗を喫することとなってしまった。
カタールは試合の立ち上がりこそブルーノ・メツ監督が志向するショートカウンターを見せたが、相手が徹底的に最終ラインの裏やサイドのスペースを狙ってきたため、多くの決定的ピンチを迎える羽目に。幸運にも失点は免れたものの、サイドバックが裏を怖がって上がらなくなり、最終ラインも高い位置を保てなくなった。中盤は間延びし、前線が孤立。敵陣でのプレッシャーも掻き消えた。
そこでカタールは「プレスを開始するポイントをハーフウェーあたりまで下げ、攻撃はセバスティアンへのロングボールなどで人数をかけずに行う」という手法に徐々にチェンジ。前半の終了間際には、その形からファウルを奪ってセットプレーで好機を迎える場面も見られるようになった。さらに後半になると4-2-3-1に変更し、中盤を厚くしたことで前半よりもコンパクトで割り切った守備が出来ていた。
ところが58分、オディル・アーメドフに強烈なミドルシュートを決められてしまったことで、プランは完全に崩されてしまった。というのも、既にサイドバックは上がれない状態になっており、「攻撃に人数をかければやられる」=「失点すれば厳しい」というシチュエーションだったからだ。案の定カタールは反撃を開始するも、前線からプレスはかけられず、攻撃に人数がかからない。時折サイドバックが上がれば、カウンターでその裏を狙われてしまう。切り札として投入したハルファン、エル=サイードも、ただ一人で仕掛けて行って守備の網に掛かるばかり。
そして77分、カウンターに対処するために左サイドのカバーに来たハルファンが軽率なパスミスを犯すと、それをジェパロフに奪われシュートを決められてしまう。この脱力してしまうような失点劇に、カタールの選手たちの中には諦めが見える者も。バラバラの状態では反撃も実るはずもなく、雑なプレーに終始し、得点を奪い返すことはできずに終わった。
ウズベキスタンにとっては、戦術的に相手の弱みを突けた「狙いが当たった」試合となった。序盤に相手の弱点である最終ラインの裏、サイドのスペースを狙ってペースを乱す事に成功した。もしアーメドフの先制点が生まれていなくとも、相手の攻めの形を完全に崩していたため、引き分けで終わることができた可能性は高かったと思われる。スカウティングの成果が発揮された、ゲームプランの勝利だったといえよう。
(筆:Qoly編集部 K)
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