6日木曜日に再開したセリエAは、通常通り今週末も各ゲームが組まれている。 第19節となる今節は、9日の日曜日に全試合行われるが、サンプドリア対ローマが現地時間12:30より。20:45からのナイトゲームに、ナポリ対ユヴェントスが予定され、それ以外の試合は全て同時刻開催となっている。
今節の見所としては、まず首位のミランがウディネーゼと対戦するカード。前節カリアリ相手に苦しいゲームをしたミランだが、新加入のカッサーノが早速のアシストをマークし結果を出した。 イブラヒモヴィッチが出場停止から戻ることもあり今節は再びベンチスタートとなる可能性が高いが、カッサーノとイブラヒモヴィッチの競演がどのタイミングで見られるのか見逃せないところだ。 対するウディネーゼは、現在11ゴールで得点ランク単独首位に立つディ・ナターレが前節のキエーヴォ戦でもゴールを挙げており好調をキープしている。アレクシス・サンチェスとのコンビを止めるのはミラン守備陣であっても容易ではない。
続いてスタディオ・サン・パオロで行われる、3位ナポリと5位ユヴェントスの一戦。 ホームのナポリはほぼベストの布陣で臨めるだろう。対し敵地へ乗り込むことになるユヴェントスは最終ラインにボヌッチが復帰するのは好材料だが、前線を見るとパルマ戦で負傷したクアッリャレッラが起用出来ないため、アマウリのスタメン出場が濃厚となっている。 それぞれウィンターブレイク明けの試合を黒星でスタートしてしまったが、その敗戦のイメージを払拭するためにモチベーションが高い。主力健在のナポリがやや優勢と考えられるが、ユヴェントスもクラシッチやデル・ピエロといったタレントを擁しており実力伯仲の好ゲームになるだろう。
その他のチームでは、レオナルド監督の初陣を白星で飾ったインテルにサスペンションの解けたエトーが復帰。フィオレンティーナのムトゥはまたも問題を起こした。5日の練習を無断で休みミハイロヴィッチ監督の逆鱗に触れてしまった。事態が収束しない限りピッチに戻ることは難しい。
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